致命的な事故の可能性がある場合
事前に回避できるのなら、
それに越したことはありません。
Kampaの温水シャワーを使用する際は、
電気とガスが必要です。
前回はガスの提供器を
California Patio
4連カセットガスアダプター(上記写真左)
にしましたが、
これだと
なんかキャンパーの中・・・ガスくさい。
オメー 屁しただろ!
Calipati4の火力は十分にあります。
しかし、
カセットガスの取り付けが簡単なせいか、
接続が甘いと
ガスが漏れている可能性があります。
ガスの提供器は
ボイラー(火元)の近くに置くので、
ガス漏れすると非常にキケンです。
というワケで今回は
東邦のサンパワーカセットガス提供器
を導入しました。
前回の記事
サンパワーカセットガス供給機
こちらの製品は、
3連カセットガス提供器
サンパワー
東邦金属工業は、
日本で初めてカセットコンロを
開発したメーカーであり、
“餅は餅屋” の安心感があります。
サンパワーはガスの調整器が不要なので、
ちょっとしたスペース確保にもなります。
お値段はそこそこしますが、評判も良いし
毎日使うガス関連のアイテムなので
思い切って購入する事にしました。
ガスソケット
付属品のガスソケットです。
まずはオレンジガスホースを
頑張って差し込みます。
そんでもって
ゴム管止めをオレンジホースと
ソケットの差し込み部分に被せてから
熱湯をかけると・・・
キュッと縮まります。
すげー
That’s tight !
テスト
サンパワーはソファ上に置いて、
ボイラーとの距離をとりましょう。
手前のノブを回してガス栓を開けます。
カセットガスを3本セットしないとサンパワーのフタは閉まりません=使用不可。 中身が1本しかなくても、残り空の2本はささっていれば大丈夫です。
さて 温水器の電源は
ポータブルバッテリーから取る事にして
水を20リットル満タン用意しました。
温水器のスイッチをONにすれば、
ガスが点火して準備完了です。
シャワールームに入って、
温水シャワーを全身に浴び始めたその瞬間、
あっつ!!
火傷するかと思いました。
温水器の火力は、
MAXとMINの間で調整可能なんですが
春の水道水をMAXで沸かすとキケンです。
火力を少し弱めました。
その結果、
20リットルの温水シャワーを快適に
浴びる事が出来きたし
サンパワーガス提供器についても、
問題なく安全に作動しました。
ブラボー
ただ
シャワーを浴び終えて、
シャワールームの扉を開けたとき、
ムッ
キケンを感じました。
換気が足りなかったみたいで、
キャンパー内の空気が熱苦しいのです。
すぐにエントランスドアを開けて、
外の風を取り込みます。
温水器は大量の一酸化炭素を排出するので
ちゃんと換気しないと、
本当にアブナイ事が分かりました。
California Patio 4連カセットガスアダプター
サンパワーのカセットガス提供器が
安全に使えると分かったところで、
CaliPati4はガスタンクに
出戻りとなりました。
戦力外通告というワケではありません。
FFヒーターのガス提供器
として頑張ってもらいましょう。
ところで 先日・・・
重大な事が発覚しました。
温水シャワーを取り付けたので、
次は灯油のFFヒーターを設置しようと
Mystic(キャンパーの販売元)
に相談した時です。
どうにか お安くなりませんかねー?
すると
あのー そもそもなんですが・・・
なんと
フリールームを
シャワーとして使用するのであれば、
灯油等のFFヒーターを
設置する事が出来ない。
という事が、分かりました。
要するに灯油FFヒーターの設計上、
設置場所はキャンパー内の後方部分
シャワールームでないと
いけないからだそうです。
これは計算外だったのでビックリです。
冬の暖房無しキャンパー生活は、
年末年始に体験しました。
ハッキリ言ってツライです。
長旅の場合、
旅先でLPガスボンベ充填は不可能だし
カセットガスは、
気温が低いと気化しない。
どうすればいいんだ?
そこで試しに
早朝の気温が5度くらいになる場所に行き、
ある実験をしました。
まずカセットガス4本を網に入れ、
布団の中、太ももの下で30分程温めます。
そして、その温まったカセットガスを
calipati4に繋いでヒーターをいれてみると
なんと LPガスボンベ並みに暖房が効きました!
カセットガス自体をしっかり温めれば
大丈夫だという事です。
おそらくマイナス10度の寒冷地とかでは
困難だと思いますが、
取り急ぎなんとかなるでしょう。
追記:
カセットガスが温まっていれば確かに
使えますが、消費スピードが速いです。
4本は数時間でなくなるので注意。
まとめ
ガスを取り扱う製品に関しては、
慎重に選んで正しく使わないとキケンです。
その点、
サンパワーカセットガス提供器については
・ガス栓のon/offができる。
・ガス漏れ防止装置がある。
・調整器いらずで使いやすい。
とCalipati4にはない
魅力と安心感がありました。
お値段は3万円前後と高価ですが、
その価値は十分にあると思います。
シャワールームの代わりに
灯油のFFヒーターは設置できないですが、
寒さをしのいで旅する方法は
他にもあるはずです。
Think outside of the box …
型にハマらない考え方が大事です。
なので、まあ・・・
エアコンもない事だし、しょうがないから
基本的には
寒い時期は暖かい地域へ
暑い時期は涼しい地域へ
春を追いかけながら旅をする事にしますかね。
安全第一!