Into The Wild (車中泊-川場谷野営場)

into the wild

誰もいない所でゆっくりとしたい・・・

そんな訳で9月下旬、

群馬県の川場村にある

川場谷野営場に行ってきました。

群馬県北部と栃木県日光をつなぐ街道から

外れてオフロードな山道を車で登っていくと

現れる野営場。受付なしの無人で無料です。

電気、灯、水がありません

WIFIや携帯の電波すら入りません

武尊山の登山口が野営場そばにあり、

シーズン中は登山用の駐車場として

利用する人が多いみたいで、

天気の良い週末等は混む時もあるそうです。


以前、ネットで見つけて

キャピTARO

いつか行ってみよう!

と決めており、

平日誰もいなくて静かそうな時に

行ってみたお話です。

その前日には、

野営場より標高の低い場所にある

川場田園プラザ道

で1泊しました。

ここの駅は全国的にも有名な道の駅で、

施設は充実しており、規模も大きいので

日中はガヤガヤと賑やかです。

翌日の朝、

野菜売り場で買い物を済ませた後、

野営場に向かってのんびりと出発しました。

15分くらい走ると分岐点に到着です。

野営場に向かうオフロードな道は、

はっきり言って狭いです。

かち合ったらジャンケンするつもりでしたが

すれ違う車はいませんでした。

それよりトラキャンの車高が高いため、

キャンパーの屋根が木にぶつかるかもなと

心配していましたが大丈夫。

道が狭くて少し凸凹なだけでした。

真顔の両手ハンドルで運転していたので

写真はありません

野営場に到着したのは平日昼過ぎでした。

あたりには霧がかかり

小雨も降っていて肌寒かったです。

2台の車が既にいましたが、

しばらくすると去っていきました。

ここから完全に1人です。

あたりはものすごく静かで、

雨の音だけがやたらとよく聞こえます。

川場谷野営場

事前に調べていたとおり、

携帯とWIFIの電波は入りません

キャピTARO

あー誰にもじゃまされない

自由の身だー!

なんて呑気に

ぼっとん便所をのぞいたりして

クセーだのキタネーだの

1人ではしゃいでいました。

夕方になり、

だんだんとあたりが暗くなってくると

ちょっと不気味です。

本当にいいのか?

山を降りるなら今だぞ!

と自分に問いただしたところ

せっかく来たのだから、

ここに泊まっていこう!

となりました。

キャンパーに電気と水は蓄えてあるので

まあ大丈夫だろうと、夕食の準備を開始。

手の込んだ料理は出来ないので

ほぼいつも同じメニュー。

野菜炒めとご飯

野菜は川場村道の駅で購入、

ご飯はメスティンで一合分を

カセットコンロで炊いて出来上がり。

美味しい!

けど

毎回同じメニューだと流石に飽きますね。

食事を終えると時刻は夜9時頃になっており

よし小便でもするかと

外に出ようとキャンパーのドアを開けた瞬間、

こういうのを漆黒の闇というのでしょうか?

天気が悪いので月灯りはなく、

もともと外灯もないので真っ暗です。

雨の音以外何も聞こえません。

トイレまで歩くなんて絶対に無理。

キャンパーのドアを

開けっぱなしで用を足せば良いのですが

開けておくとその時の森の中

勇逸である光を目掛けて大量の虫が

雨宿りに突撃してきます。

仕方なく外にでてドアを閉め、

用を足し始めるのですが、

ここで恐怖を感じ始めます。

まっくら闇の中

ポタポタポタ シトシトシト・・・

なーんか、動物か何か、

こっちを眺めている感じがする。

近づいてきても雨の音で聞こえない・・・

・・・

こ・・怖い!

小便の途中で慌てて

キャンパーのドアを開けようと

ガチャガチャしたら反動でドアが

ロックするところでした。

カギはキャンパー内にあるので

締め出されたら最後です。

落ち着いて車内に戻り、

気を紛らわそうと携帯をいじりますが

電波が入りません。

おいおい

これでもし何か起きたら

ヤバいなと怯えていると

なんと車の音が聞こえてきたのです。

えー!?

深夜、雨の森に誰が何しに来るんだ!?

何か埋めにでもきたか!?

誰もいなくて怖かったのに

この状況でこの時間に

誰か知らない人が来ても逆に恐怖です。

車は離れた場所に停止したみたいで

エンジン音は消えたのですが車は見えません。

しばらく耳を潜めていましたが

何も起こらず

そんなこんなでいつの間にか

眠りに落ちていました・・・

翌朝

目が覚めて窓の外を見てみると、

2人の若者が

テントを張って火を起こしていました

ホッと安心したところで

朝ごはん

(川場村道の駅メロンパンとコーヒー)

を食べました。

夕張メロンパンは

中にクリームが入っていて絶品です!

朝食後にネットで遊ぼうとしたら

繋がらない事を思いだし、

あたりを散歩してボケっとした後、

車の中にあった本を読みます。

精神的に安心したところで、

あたりに雑音はなくとっても静か。

携帯やネットからの邪魔が

一切入らない環境での読書は、

びっくりするほど集中できます。

昼ごろになり、

もうそろそろいいかと

下山する事にしました。

日帰り入浴施設に寄って

冷えた体を温めてから

川場田園プラザ道の駅に戻ります。

その日は再度、道の駅で車中泊をしたのです。

すると なぜか

初日に感じた人ごみの喧騒が

心地よく聞こえました。

また 灯があるトイレで

小便が出来る事に

ホッとしました。

川場田園プラザ 道の駅

今回のプチ旅は

森で読書や瞑想するのもいいけれど、

文明のありがたみや 人のぬくもりを

改めて感謝する思い出となったとさ。

キャピTARO

おやすみなさーい

ジャパンキャンピングカーレンタルセンター